2010年アメリカ・ポートランドに45日間滞在

アメリカ・オレゴン州ポートランドの多くの友人の助けを借り、45日間の間ポートランドを起点として、三つの窯元の窯焚きを訪れ、たくさんの刺激とアイデアをいただいてきました。またオレゴン州の三つの大学で講演会を開催しアメリカの多くの陶芸家、陶芸を目指す若者と交流をもちアメリカの陶芸のようすを身近に感じ取ってきました。45日間にわたりホーム・ステイしていただいたブレイン夫妻をはじめ多くの人に助けていただいた事を感謝し本当のアメリカの良さをしる事が出来ました。ここでは写真を中心にアメリカの楽しむ陶芸を紹介したいと思います。

 

 

 

4/1札幌を出て18時間到着後すぐに動き回ったのでクタクタ、今日のステイ先のベット。今晩はパット・スムース宅で就寝。渡米一日目。

 

 

昨日は都合でパットさん宅で就寝でしたが今日からはブレインさん宅にステイします

 

 

ミッキー氏ソウル窯焚きに行き、ピザを食べる。14~5人の人が集まりワイワイ楽しく窯焚きです。一人はピザ生地を作りビザを焼いてふるまっています。

 

 

 

ビザを作っているロビンさん。

 

 

ポートランド在住でブレイン夫妻の友人です。滞在中ずーっと通訳をしていただいた大切な友人 Nana さんです。


3日ポートランドの隣町グレシャムにあるマウント・フット・カレッジに行く。写真はカレッジの芸術部長の陶芸家ミッキー氏。このカレッジで約3週間にわたり、作品を作り、ここの薪窯で焚く長期ワーク・ショップをする

 

 

マウント・フットの陶芸館、ブレイン氏がこれから40日の間ステイさせてくれ、お世話をしてもらう、大切な友人です

 

 

マウント・フットの電気窯、4基、この他開きの大きい電気窯1基、陶房、窯部屋、など設備はとても良かったです。

 

 

 

マウント・フットで若い生徒にまじり作品を作り始める。

 

 

お願いしていた焚口のふたをブレインさんとクリスさんが作ってくれています。こちらのふたは上から滑車で吊るし紐を引いて開ける要員が必要で思うように焚けそうもありません。


裏の穴窯では、足りない薪をみんなで用意してくれています。

乾いてはいるけど割って直ぐ焚けるかが心配、、、こちらは皆楽観的で問題ないとは言ってはいますが、薪はダグラス・ファー(米松)だと思いますが、日本で使っている唐松よりも、ねちっこい感じがします。

 

 

かたことの日本語を話すジョン君が煉瓦を掃除してくれています。ここの生徒だけかも知れませんが、皆とても真面目です。お国柄かただチョット何をするにもにぎやかです。

 

 

裏にはミニ穴窯と一連の登り窯がある。窯は陶芸家のクリスさんがが管理している。左がジャネットさん、右がクリスさん。

 

 

三週間後、この穴窯で自分の作品と、教えた生徒の作品を入れ窯焚きをすることとなる

 

 

このカレッジのOBで色々お世話をしてくれるエミリー・フットさん。とても明るく優しい看護師さんです。

 

このカレッジの生徒で陶芸をして、日本語を専攻しているジョン君、かたことの日本語をはなす。自分のかたこと英語とちょうどマッチして漫才みたいな会話が出来る。

 

4月9日

オレゴン州エレクトン、Mrオガワ氏の陶房ポートランドより南にフリーウェイで4時間くらい250㎞ほどの所。カルホルニア州境まで多分100㎞ちょっとだと思います。

 

 

 

 

オガワ氏の窯、後ろからの写真。

 

 

 

オガワ氏の窯詰め、階段は3段あり後ろら行くほど狭くなっている。2段目まで終了。

 

 

オガワ氏の住むエレクトンは高い位置にあり4月と言え寒い。夕食は2人当番制でみんな集まり楽しいひと時と成ります。この日は特に寒い日でした。

 

窯詰め前の皆さんの作品、遠くはカルフオルニア州サクラメント(800㎞位)ポート・ランドとかオレゴン州から集まった薪窯を持たない陶芸家たちの作品とあり、それぞれに個性的で作りもしっかりしていて驚かされました。カップなどは体に合わせてかなり大きめです。

 

 

日本とは違い、ほとんどが合成土で触った感じはヨレヨレ~として作りにくい。に大物をザクっと造りたい時はかなり難しい。

 

穴窯の後ろに登りの様な袋があり、釉かけして作品を詰める。ゼケールも色取り取りで凄く沢山使っている。自分の窯は2か所しか入れないのに驚きである。

日本のように作品の焼けを見てと言うことはできないようです。

 

オガワ氏の窯は、意外と小さく、細長い穴窯の後ろに登り窯の袋が一部屋付いている、焚口は前方から焚き、各段に脇差しの焚口がある。煙筒は高さ約4mくらいでした。お世話になっているブレイン氏が窯焚きしていまする。

 

 

一週間ほどの工程で、最初の3日程は窯詰めと後ろの袋に入れる釉かけ、後4日程で炊き上げる。7~8人くらいの若手陶芸家などが泊まり込みで焚きに来ていました。音楽をかけ夜など楽しいミニ・パーティーです。

2007年、3年前にも来ているので気楽に過ごせた窯焚き1週間でした。最後に皆さんと、またの再開を願いつつ別れをおしみました。

1週間ほどでオガワ氏の窯焚きを終えて帰り、エレクトンより100㎞ポート・ランドにもどった所にコールバレーという人口5万人ほどの町があります。ここのリンべントン短大て2つ目のワーク・ショップをしました。ここでは2日間に渡り、一日目は午後から大講堂でのスライドを使ってのもみじ窯の説明や日本の薪窯とアメリカの薪窯の違いや、窯に対しての考え方の違いなどを質疑応答形式で2時間ほど講演をさせていただきました。

2日目は午前と午後それぞれ2時間づつ2回、電動ロクロノでの作品制作の講習をしました。1日目の夜ここの陶芸家で先生をしているジェイ・ウイットマーさん宅で歓迎パーティーをしていただいたのですが、30人以上人が来てくれよく映画で見る家解放パーティーの様そうでした。

 

(リンベントン短大午後の部と・地元の陶芸家の皆さん)

4月16日、10日程ポート・ランドを離れ遠征旅行から帰った気分です。1日に来てから16日間マウントフットでの作業から続き忙しい毎日でちょっと疲れ気味。

通訳をしいくれているナナさんが気遣い、3日程ナナさん宅に泊めてもらいました。白いご飯に味噌汁がこんなに美味しく感じたことはありません。ナナさんありがとうございました。

今日は3か所目のワーク・ショップ。ポート・ランド短大に行きました。今日は1日だけのワークで午前中にプレゼンテーション。午後実技指導という工程で始めました。どのカレッジも設備は充実していて感心しました。

(午後講習後生徒の皆さんと)

 

 

4月24日ポート・ランド短大のワークショップ後、マウントフットでの作業が続きやっと次の休日がきました。いつもマウントフットでお世話してくれるエミリーさんの馬に乗りにちいさな牧場に来ています。

 

 

 

残念ながら名前を忘れてしまったが、アラブ種の馬で彼女はとてもおとなしい白馬でした。

 

 

馬に触るのも乗るのも初めて。でも、とても優しい馬で馬を持ちたくなりました。

自分は尻が痛く20分ほどでリタイヤ。さすがにエミリーさんは乗りなれていて馬も気持ちよさそうに走ります。

 

 

 

午後からはエミリーさんのご両親と、お兄さん、彼氏と総出でコロンビア渓谷に案内していただきました。

 

 

 

渓谷の途中、大きな滝のある登り口。

 

 

4月30日いよいよ今日から窯詰め、小さい窯なので2日で完了できそうです。ここも奥に行くにしたがって狭くなっている窯で、捨間が無いため3段目の前に壁を作り、捨て間を造った。

 

 

 

窯口前方上のようす。

 

 

 

作品も詰め終わり、焚口のふたも無事に完成いよいよ明日から窯焚きに入ります。煙を出せる期間が4日しかなく。うまく行くか?????

 

 

 

5月2日午前9時15分いよいよ窯焚き開始です。最初は2008年栗山の穴窯焚きにきたブレインさんにお願いして、下口の外で炙り焚きをしてもらいました。

 

最初はブレインさんと生徒で焚いてもらい、自分は午後1時から陶芸家団体OPAが毎年開催するコンベンションセンターでステージでのロクロ実演を依頼されていて午後3時までは戻れない・・・とても忙しい一日です。

 

 

 

 

 

午後1時、コンベンションセンターのショウケースで実演開始。

 

 

 

2005年に視察に来た時も実演していたので、難なくこなせました。作りやすい土を指定して用意してもらい日本人の通訳が付きました。

 

 

 

会場には日本の陶芸家と宣伝したらしく物珍しさもあり、200人以上の人だかりに成ってしまいました。約1時間ほど途中質問に答えながら無事完了です。

 

実演終了後、沢山の人に話しかけられ通訳はいるけど耳が英語でレロレロ状態・・・やっと3時過ぎにマウントフット戻ってみたら、ワオーなんだこれー!の世界で、下焚口が薪でふさがれていた。ッッッー前途多難です。これだと後3日寝ないで焚かないと無理かもです。

 

 

ちょいとショック、こちらの陶芸家もいたのだが、表での炙り焚きの意味もわかって無いようで、これからどうするか凹んでいると、学生が顔より大きいサンドイッチを持ってきてくれて大笑い。方の力が抜けて何とかなるさ~が復活です。

 

 

 

今日は日曜日、大学は休みです。静かな校内でこの一角だけは人が出たり入ったり、陶芸科の学生がそれぞれ2~3人手伝いに付いています。

 

 

2日目の夕方仮眠から覚め焚きだすと、申し合せたように人が増えだしそれぞれに差し入れ手料理やらケーキなど皆で食べても食べ切れない状態です。

 

 

 

3日目の夕方、日本の窯焚きは騒がず窯に問いかけながら焚いているのですが、アメリカは違いその違いをどうするかがカギになりそうです。

 

 

 

遂に決心し・・郷に入れば郷に従えとカメラを向けられポーズをと言われこの始末。何とか焼けても良い作品は取れないと覚悟しました。

 

 

 

部長のミッキーさんも毎日視察に来て、コーヒー片手に満足そうなので、まあこんなイベントでいいのかな~と複雑な思いです。

 

 

 

3日目に成っても差し入れは続きます。用意された薪が頼んだより少なく最後まで焚き切れるかが微妙な状況に成りました。

3日半を過ぎ人は相変わらず。遂に薪が少なくなり、自分としてはとても残念です。周りはそれになりに喜んでいますが、パイロメーターでは多分1200度位

此方は華氏の温度計なので多分その辺りだと思います。こちらの方がゼゲールをみて焼けていると言っていますが、作品の照りからかなりあまい焼けでしかありません。窯焚き終了です。

 

5月8日二つの短大とマウントフット・カレッジの長いワークも終了して。帰国の日まで一週間となりました。後は10日の窯出しが最後の仕事です。やっと遊びに行けるぞ~。天気がいいのでブレインさんの奥さんメアリーさんのオープンカーでドライブに出かけました。

 

 

 

 

サングラスをしてテラスでソフトをもっても様になっています。最初は大変でしたが最近アメリカに住んでもいいかな~なんて考えだしています。

 

 

 

メアリーさんは生け花の先生でとっても素敵なアメリカン・レディーです。ちょっとスピード狂かも?

 

 

 

5月9日夕食、今日はブレインさんがスティーキを焼いてくれます。とても分厚く意外と赤身なんですがとても柔らかく美味しいです。霜降りの牛肉を好むのは日本人くらいですね。こちらはヘルシーなスティーキが当たり前のようです。

 

 

 

スティーキとフランクフルトなど用意がてきました。

 

 

 

ブレイン夫妻と三人でワインを開けカンパイ~!最近帰国まであと少しななり皆ちょっとしんみりしていましたが、今日はカンパイです。

5月10日 マウントフットの窯出し日、残念ながら窯を出すのが精一杯て写真は取れませんでした。焼きは自分の考えたとうりちょっと甘い焼けで自分としてはけして成功とは行きませんでした。こちらの人の見方は満足しているようです。

やっぱり甘いです。

 

 

5月に入ってからは天気続き、ポート・ランドはこれからカルフオルニアと同じく真っ青な空でカラッとした天気が続くそうです。今日は一人で歩いて散策です。途中で中古販売店で欲しい車発見。

 

上はコルベット・スティングレー1960年代の車、下はやはり60年代のカスタム・ベンツ。古い車のレストアショップでカタコト英語で店主と話して運転席に座らせてもらいました。価格はスティングレーは6万5千ドルでした。日本円で650万くらいでした。

 

 

 

今日はエミリーさんがポートランド市内を案内してくれました。

ここはポートランド動物園。甘い飲み物を持つとインコがとまって美味しそうに飲みます。

 

 

 

園内の水族館、アザラシが昼寝していました。

 

 

 

これからエミリーのお姉連さんと連絡を取りポートランド市街でワニと、カエルを食べる予定です。

 

 

 

5月14日今日はマウントフットで知り合ったハイデイーさんに私の馬にも乗らないかと誘われ2度目の乗馬に成りました。

 

 

今度は少し大きめの牧場で、ハイデイーさんは二頭の馬を所有していました。広い練習用馬場がありやはり30分程でギブアップ。でも速足くらいまで乗れるようになりました。

 

 

午後はちょっとサイクリングしないかと言われ、グレシャムの自伝車店を出発。ポポートランドを目指す。ちょっとと言われ乗ったのが間違い。ポートランド空港の近くまでやく65㌔も来てしまった。帰りは電車で帰りました。明日は帰国日最後の休日をまんきっです。夜は後4人増え8人で食事に行きました。

 

 

 

 

電車待ちです。最後の5日間は仕事を忘れ本当に楽しみました。

 

 

 

5月15日いよいよ45日間のポートランド滞在の最終日です。

朝早く起きて滞在したブレインさん宅を撮影。

 

 

 

 

 

手前にあるマッサージチェアーでくつろいだリビング。

 

 

お気に入りのスモーキング・エリアのテラス。

 

 

 

リスが走り回り、愛犬のキタクか追い掛け回した裏庭。

 

 

 

 

テラスの明かり窓からは桜が満開でもとても寂しく見えます。

 

 

 

朝早いせいかシーンと静まり帰国をなお感傷的にしている。朝からブレインさんも口数が少なく、お互いの気持ちを思いやっているように感じます。

午後1時過ぎの便で帰国

最後まで見ていただいた皆様にお礼を申し上げます。

 

チョット旅行ではなく、45日間と言う長さでの滞在でアメリカがなんで自由の国と言われるかが分かったように思います。日本の薪窯陶芸家として渡米し自分の実力を見せたと思います。それを見て自分で判断して受け入れ信頼してくれるアメリカの人達がいました。アメリカにはアメリカの良さを持った薪窯陶芸が根付いていると感じ、その良さが出た作品を多く見ることが出来ました。とても刺激的で考えさせられました。また改めて日本の良さも再確認することが出来ました。長期に渡りお世話になったブレイン夫妻、ナナさん、ワークを組んでくれたミッキー部長。エミリーさん、ジョン君全てのアメリカの友人に感謝してお礼を致します。ありがとうございました。